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TAKU氏の事件簿

タクシー車内で繰り広げられるドタバタ劇

おにいしゃん・・・ 2014.1.21

朝の通勤ラッシュをなんとか抜け出した夜勤明け…

酔っ払い
 そこのけそこのけ
   タクシー通る

あれは日の出間近の新宿歌舞伎町だった…

ゆっくりとタクシーを走らせていた時に左側から一人の男性が…

右側へ渡ろうとするがどうも動きが怪しい(;一_一)

案の定、道のど真ん中で止まりこちらに向きを変えニヤリと笑い
ジリジリ、ジリジリとこちらに寄ってくる

動かせないタクシーに迫り来るにやり顔の男性

男性はボンネットに両手をつき乗ろうとするが
手に力が入らなかったらしく滑り落ちていく…おいおいおい…

そのまま運転席のガラスに寄ってきて
「おにいしゃん・・・どこに住んでんのぉ~」といい残し去っていった…
新宿歌舞伎町の日の出間近

前方に見えたるは 2014.1.22

みぞれ交じりの東京の街を走り抜けた夜勤明け(=_=)

酔っぱらい
 ピント気にせず
  回転連写

時は明け方、場所はまたもや新宿歌舞伎町

前方に見えたるは、あのボルト選手のように膝を曲げ、
片手を高々と上げている若い女性

その手の先には携帯

にや〜っと笑ったかと思うと
突如ボルト選手の格好のまま、
ドリルのようにすごい勢いで回転し始めた Σ(゚Д゚)

回転しながらパシャパシャ!と
何度も光る携帯のフラッシュ☆

 …おいおい、そのスピードでって…
絶対にピント合ってねぇだろう…
(-_-メ)

そう心の中でつぶやき
その女性の横を通り過ぎた
新宿歌舞伎町の明け方

(-_-;)終わった… <前編> 2015.1.21

吾輩はタクシードライバーである。

酔っ払いには年末年始もない…。

あれは仕事始めの4日の夜勤。

さすがにガラガラの東京の夜、
タクシーも走れば酔っ払いに当たると
軽い気持ちで新宿付近を走り続ける。

信号待ち…。

ふと、左斜めに100メートルあたりに怪しげな動きが…

車が横切ろうとしている道路を無理やりそれも変な動きをしながら
横断しようとしている影がある。そう…酔っ払いだ…(; ・`д・´)

酔っ払いは大切なお客さんである。
だが、いい酔っ払いもいるとするならば
悪い酔っ払いもいる、
その一例が飲みすぎた酔っ払いである。

一見した感じ悪い酔っ払いである。

右折するための信号待ち中の吾輩。

内心早くそう早く青になれと強く願う吾輩に
フラフラと千鳥足で寄ってくる男性。

売上が上がりにくい日であるので、
ようやく見つかったお客さんはうれしいのだが、
ぶっちゃけこれは話は別だ!

救いを求め、信号を熱く見つめるが赤いままの信号。
ジワリジワリ フラフラっと寄ってくる男性。

新年早々迫りくる恐怖(´゚д゚`)

10メートル、5メートル、
動きがまるでゾンビのような酔っ払い(゚Д゚;)

変わらない信号、ドアのすぐそばに立ち
ニヤッと手を上げたかと思うとドアを叩き男性はつぶやく
「タクシィ~♪( ̄ー ̄) ニヤァ~」

(-_-;)終わった…

法的にタクシーは基本乗車拒否は出来ないが、
もし、お客さんがあまりの泥酔状態で、
会話にならない事や、吐かれる事が予想されそうな時は
正当な理由として乗車を断る場合もある。

今回の男性の余りの酔っ払い具合から
正当な理由で断ることも出来た…
だがいかんせん年始で売り上げが上がらない中で
ようやく出会えたお客さん。売上が頭をよぎり
気持ちとは裏腹にひきつる笑顔で吾輩はつぶやく
「ど…どうぞ~ (;´∀`)」

…続く

(-_-;)終わった… <後編> 2015.1.12

前回の簡単なあらすじ

今年初のタクシー業務。
新宿を走行中ようやく出会えたお客さんは千鳥足どころかゾンビ足。
正当な理由の乗車拒否も出来たのだが、
売上の事を考えると背に腹は変えられぬとひきつる笑顔で
タクシーのドアを開けるのであった…。

タクシーに乗り込もうとする、その動作だけでもおぼつかない男性。

その様子に隠し切れない不安を感じながらも確認「どちらまでですか?」

合羽橋まで、合羽橋ならどこでもいいです」

んっ?Σ(・ω・ノ)ノ! 意外にしっかりした口調で優しい印象
な~んだこちらの一方的な思い込みだったのかと一安心して車を走らせる

後部座席で聞こえ始める寝息
お客さんを疑ってしまった自分を恥じながら人形町へむかう
寝息の数だけ羊の皮がはがされていたのにまったく気付かずに…

合羽橋に到着
男性に合羽橋に着きましたよ!と2,3回声をかける

うめき声をあげながらもなんとか目を覚まそうとする男性

合羽橋に着きました。3610円になります」と伝える

おもむろにドアを開け降りようとする男性

「あっ!すいません。お支払いをお願いします…」

次の瞬間、飛び込んできた言葉
「払ったろうが~!!!(;゚Д゚)」

Σ(゚Д゚) い、いつの間に…と、ボケるわけにもいかず…

「まだ、タクシー料金をいただいておりませんので、
お支払いをよろしくお願いします」と出来るだけ男性の気持ちを
荒げないように優しく優しく伝える

財布を出そうとするが、ひっこめる男性

「お支払いをよろしくお願いします」

「払ったろうが~!(;゚Д゚)」

( 一一) だから、いつ?とも、突っ込めず

「タクシー料金が3610円になります。よろしくお願いします」と
根気よく支払いをうながす

「10円…10円…10円…… 」小声で何度もつぶやく男性

トレイに銅色の硬貨一枚だけ出し、去ろうとする男性

「お客様、お支払いがまだ足りませんが…」

「払ったろうが~!!!(;゚Д゚)」

(-_-;) 10円…だけね… と文句も言えず…

その後、数度繰り返される言葉のやり取り、
財布を出してはひっこめるられるの、やり取りのすったもんだを経て
まったく人気ない人形町へ男性は去って行く

新年のお年玉ならぬおとしネタから始まった2015年仕事始めであった

*タクシーの話は実際にあった出来事をもとにしています。
が、記事にするぐらい強烈なお客さんと出会うのは乗客の約1割です。
そのことをふまえてネタ話を楽しんでいただけると幸いです(^-^)

車内で謎の言葉 2015.3.25

日の出前、まだ暗闇に包まれてる
新宿2丁目付近で立つ男性二人

一人が手を挙げタクシーに乗りこんで来た

「池袋までお願いね♪」
行先を告げると同時に後部座席で会話が始まる

どうやら共通の知り合いについてのようだ
悪口が時に入り盛り上がる二人

いやがおうにも大きな声や
会話が耳に飛び込んでくる

A男 : 「なに言ってんのよあんたぁ♪ 
あの人の事が好きだなんてぇ?
普段あれだけさぁあの人の事を、
嫌だ!嫌だ!!って言ってたじゃないのよぉ?(笑)」

B男 : 「そうよぉ!だからぁねぇ~
好きだから嫌いじゃなくてぇ、
嫌いだから好きなのよぉ~!!!」

A男 : 「……何を言ってるのぉ?あなたぁ…(´・ω・`)?」

B男をよそ目に車内で謎の言葉に一瞬固まるA男と俺…

だがすぐに別の話題で盛り上がりだす後部座席を背に
黙々とハンドルを握り池袋を目指す
吾輩はタクシードライバーである

んでぇ、あんたはさぁ芸能人で言うと、 どんなのがタイプなのよぉ? 2015.3.27

朝ラッシュがそろそろ始まりかけそうな新宿2丁目付近

その人は両脇を支えられた小柄の宇宙人のように現れた

タクシーに乗り込み両脇を支えられていたA男は言う
A男 「ナビ入れてぇ、中野区南台○-△-□」

A男 「入れた?入れたぁ?あんたぁ分かる?
□-△は◎になるのよぉ!ねぇ、分ってんのあんたぁ~(゚Д゚)ノ」

B男、C男は口々に言う
「もぅ…ほっといてねぇ、構わなくていいからぁ~」

はいB男様、C男様、
吾輩の心の中はもうすでに構う余裕を無くしかかっております…( 一一)

靖国通り走行中の雑談にて
吾輩の年齢、結婚の有無、女性の好みの話へ

A男 「んでぇ、あんたはさぁ芸能人で言うと、
どんなのがタイプなのよぉ?」

吾輩 「芸能人での好みですか~?
竹内結子とかいいですね~(*´▽`*)」

突如車内で大声上げるA男
「何言ってんのよーあんたぁぁぁ!!!
現実を見なさいよぉ!現実をぉぉぉお!!!(゚Д゚)ノ」

(´゚д゚`)…吾輩は思う…
芸能人での好みの質問の回答に突如大声で上げるお客様の行動が
まさか現実的なのかと…(。-`ω-)

急に鼻が出てきて止まらなくなったらしいA男
誰かへとなく話かける
ティッシュないのぉ?ティッシュよぉ!鼻水が出てくるのよぉ!」

C男 「もうティッシュなんて、あんたぁ普段から持ってなさいよ」

A男 「あんたなんかに言ってないわよ(゚Д゚)ノ 店よ!店よぉ!
この店に置いてないのが信じられないわぁ~(゚Д゚)ノ(゚Д゚)ノ」

吾輩は思う…( 一一)
タクシー車内を店と叫び続けるのはあなた様が初めてです…
そしてなぜ乗車時から切れ気味なのでしょうか…(。´・ω・)?

ひとしきり騒ぎ、あっという間に眠りにつくA男

「やっと眠ったわねぇ…」ため息をつくB男、C男

穏やかな時間が過ぎていく車内

その沈黙が破られたのは、車体が下り坂に差し掛かった時だった…

体勢を崩したらしく目を覚ましたA男が叫ぶ!
「なにやってんのよぉ?!Gを考えなさいよぉ!Gをぉぉお!!!」

G…???
何かの略???

吾輩は考える…(-_-;) Gの事を…
Gu(ぐ)ちぐち訳わからない絡み方せず、
Gi(じ)っと黙っていて下さると
Goodなのですがお客様…

…などとは口が裂けても言う事など出来ない
吾輩は小心者のタクシードライバーである(´-ω-`)

様々なしぐさで 2015.3.28

吾輩はタクシードライバーである 腰痛(職業病)はまだない

様々なしぐさでお客様は現れる

タクシーに顔を向け、すっと手を上げるお客様

横にスッとまっすぐ腕を伸ばすだけのお客様

こちらが乗車中であるのに気付かず何度も手を上げ、
何度も飛び跳ね全身全霊でアピールされるお客様

腕を少し斜め下に伸ばし、手のひらを下にし
コイッ、コイッと指先を動かすお客様

あのお客様…吾輩はタクシードライバーである
あなたのタマではない…(。-`ω-)

日も空け朝ラッシュが始まりだした新宿歌舞伎町

ネクタイは緩み、シャツがズボンから少し飛び出し、
眠そうな顔をしてその男性は手をあげた

「高井戸東まで…」
「あぁ、眠い…寝てもいいですか…?」

「住所をナビにいれましたので、着いたら声をおかけしますよ!」

やたら大きな音を立て、シートに倒れこむ男性
今思うとこれが孤独な戦いのゴングであった

ナビ頼りに朝ラッシュを走り抜け、やれやれとお客様に声をかける…

(゚Д゚)ノ お客様、お客さまぁ~~!!!!
……声をかけ続け…… もうはや10分…

何事かと通り過ぎざまに見ている老人、
自転車にお子さんをのせたお母さんのチラ見

お客様に直接触れ、揺する事が出来ないので、
ひたすら声をかけるがピクリともしないお客様

埒が明かず、ナビを使い高井戸警察署へ

門にいた警察官に声をかけ、助けを求めるが
そちらの都合なんで勝手にやってくれとの事…(´゚д゚`) エッ?

警察官の立ち合いでようやく体を揺すりながら何度も声をかける…
一緒に声すらもかけてくれない警察官の生温かい視線のもと…
おそらく今、高井戸で一番孤独を感じている吾輩 (p_-) ウゥ…

声をかけ体を揺すり続ける…時が刻々と過ぎてゆく…
うめき声をあげクルリと体をひねり、時に座ったかと思えば
すぐ横になり、目を開けたかと思うと半開き、
「寒い!」「やばい!」と口にしては時にくしゃみをするが
完全に目が覚めない…

そのうちもう一人警察官が来てくれる、その方はすごく協力的で一緒に
声掛けや体をゆすってくれ、そのかたわらようやく申し訳程度に
2,3回声をかけてくれた生温かな警察官…(・´з`・) オィオィ…

時間はもう朝8時をむかえようとしていた

警察官に声をかけられている事に気づき、
ようやく少し会話が出来るようになったお客様…
警察官と起きてる約束を交わしたお客様と目的地に再度向かうが
そうそうに破られる約束…( 一一) ソウダヨナ…

二度目の目的地、前以上に反応のないお客様 (-_-;) アサ ダヨ…
仕方なく110番連絡、事情を話すと
「先ほどのタクシードライバーさんですね?
すぐに警察官を向かわせます!」との事

何だよ?このタクシーと横をすり抜けていく自動車
不思議そうな顔をして横を歩いていくおばあちゃん…
高井戸での寒くて孤独な時間が過ぎていく… (´・ω・`) アァ カエリタイ…

しばらくして自転車でこちらに向かってくる
女性警察官がまるで天使のように感じ、
こちらです!と大きく手をあげ手を振る吾輩 (´▽`*) ホッ!

この女性警察官の協力のもと、すでに自宅前にいるのにかかわらず
自宅に行けと何度か、すったもんだを繰り返すお客様をようやく起こし
て最後に「迷惑をかけて…すいませんでした…(p_-)」の言葉をいただき
激混みの朝の環八を営業所に向けて帰庫する吾輩であった…