TAKU氏の事件簿

タクシー車内で繰り広げられるドタバタ劇

【卒業】 2016.5.26

【卒業】

信号待ち 駅の近く 真っ暗な空
幻とリアルな気持ち感じていた
手が上がり お客さんの側に 停まり
何に従い 従うべきか 考えていた
ざわめく心 今 後ろにいる人
酔いつぶれそうで 戸惑っていた
 

終電後 駅ふらつき 俺達は闇の中
孤独 瞳にうかべ 寂しく走った
笑い声とため息の飽和した営業所で
売り上げのハイスコア競い合った
退屈な心 売り上げさえあれば
理不尽な事も 大げさに笑うネタにした
 

行儀よく まじめなんて出来やしなかった
夜の回送 窓ガラス閉めて 歌いまくった
怒られ続け あがき続けた 早くブログネタにしたかった
 

信じられぬ酔っ払いとの争いの中で
許しあい いったい何 解りあえたのだろう
ネタにしながら それでも走った
ひとつだけ 解ってること
このタクシーからの卒業

 

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