ドクお願いがあります 2015.10.21
タクシードライバー TAKU氏の事件簿
目の前でいきなりこけ出す自転車
突然目の前に停車する乗車中のタクシー
スピードが出てる車が行き交う間を左右の確認もせず横断する歩行者
そう、今回も特に問題なし…( 一一) ヨクアルコト,ヨクアルコト
本日10月21日は、バック・トゥ・ザ・フューチャー Part2の
主人公 マーティーがタイムトラベルで行き着いた2015年の世界
吾輩が乗るタクシーにはまだタイムマシンの機能は付いてない
【初台 → 新大久保?編】
マーティーがタイムスリップしてきた朝方近く
交差点のガードレールにもたれ掛かっていた女性が手を上げた
「新大久保駅まで」
そういい終えると後部座席にて車内中に響き渡る笑い声をあげる
どうやら携帯電話で友人と会話している模様
文句だったりやたら上から目線での会話
色々大変なのかな~と思っていると「じゃあまた」と切られる電話
やれやれ静かになるかなと思いきや
聞こえてくる呼び出し音
数回のコールで相手が出てきてまたもや繰り返される
文句とやたら上から目線の会話…
交差点、右折先には新大久保駅
右に曲がった瞬間「あれっ?まっすぐだったのに!」
( ̄д ̄) エッ? 「新大久保駅とおっしゃってましたよね?」
「まっ、いいや途中で左に入って!」
駅だって言ってたのにな~と、言ってても始まらず
指示通り左に進路変更する
細かく指示があり目的地に向かう最中
電話相手はいつの間にか3人目に…
突如あがる大声
「どうしよっかな~?今から行こっかな~?
運転手さん、ちょっとそこに止めて!」
ハチ公のようにおとなしく待つ吾輩
数分間の時が過ぎる
「さみしいじゃん、どうしたらいい~?
え~かまってくれてもいいじゃん?
そこどこ~?」
あ~だ、こ~だ繰り返される会話
タイムマシンがあるならお客さんを乗せる前まで戻りたい (。-`ω-) フゥ
「区役所まで行って!」
返す返事は「はい!」か「かしこまりました!」のみ
すぐさまアクセルをふかしハンドルを回す
交差点空いてそうな方を選び、直進する
あがる大声
「あ~どこ行くのよ?曲がった方が早いでしょ?」
「距離はそんなに変わらないのと、今ならこちらが空いてそうだったので」
と、言いかけるとタイミング悪く信号待ちに…
「何やってんのよ!混んでるでしょ?さっきの所曲がっていれば
早かったでしょ!ちゃんとそれぐらい計算してよ!」
(;一_一) 「すいませんでした…」と謝るものの
その一度の信号待ちの停車以外はめちゃくちゃスムーズで
勝ち誇っているお客様に結果的に時間的に早かったですよね!と
言えずの吾輩
途中急なルート変更
「やっぱり(今は無き)コマ劇場に行って」
(;一_一) アッ、ハイ… 「かしこまりました!」
素早く頭でルートをえがき、交差点を曲がる
「いややっぱり、ゴルフ練習場に行って」
(;一_一) アァ、ハイ… 「かしこまりました…」
「その辺で止めて!」
最後に一言言い残して去っていくお客様
「あははは、どこ行けばいいのかよくわかんないわ~!」
(;一_一) アァァァ…
σ(-c_-´。) ドクお願いがあります。デロリアンを貸してください。
そしてこのお客様と出会わないように過去を変えさせてください。
こうしてドクとマーティ―がタイムマシンで現れた
10月21日の朝を迎えようとしていた…
※物語は事実を元にしたフィクションです。