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TAKU氏の事件簿

タクシー車内で繰り広げられるドタバタ劇

少〜しも寒くないわ!(; ・`д・´) 2015.4.3

大都市の 闇にまかれし 花びらは
気の向くままに 風吹くままに 舞い上がる
ありのまま 吹きすさぶ 桜吹雪は
「少〜しも寒くないわ!(; ・`д・´)」

吾輩はタクシードライバーである。
標準体重はまだ20キロ足りない。

あれは桜が見頃をむかえだした週末。
出店立ち並ぶ靖国神社近くで大きな手のひらを振っていた。

タクシーに乗り込むご夫婦。
乗り込んで来たそうそう男性は上機嫌な声を掛けてきた。

「渡辺君、今日はご機嫌な日だね~♪」

面識のまったくない男性…。なぜ名前を…?
そう乗務員証で名前を確認して声を掛けてきたのだ。

なにかお祝い事の帰りらしいのだが
世間話ばかりで、なかなか行き先を言われない…。
確認を取ると赤坂までと指示が出てようやく車を走らせる。

「渡辺君は、そうだね~年は38才ぐらいだろう?」

んっ?( ゚Д゚) 驚く吾輩。
ドンピシャで当てられたのは初めてである。

なんでも息子さんが38才らしく、雰囲気が似ていたとの事。
息子は言う事を聞かなくてね~と愚痴が止まらない男性。

酔っているせいだろう。
しきりに「渡辺君はいい子だ~♪」を言い続ける。

出身を尋ねられ、結婚の有無を尋ねられ、世間話。
何かにつれ、「いい子だ~♪」が繰り返される。

いい子だぁ!いい子だぁ♪と言われムズムズを感じる吾輩、38…

酔っているせいだろう。
話が2巡目に入る。出身を尋ねられ結婚の有無を尋ねられる。
隣に座っている奥さんに「それはさっき聞いたじゃないのよ!」と
突っ込まれるが「それは関係ない!」と突っぱねる旦那様…。

赤坂に到着。支払いの為、停車。
上機嫌がまだ続いている旦那様。
「いや~、今日は渡辺君に会えて良かった。
渡辺君もそう思うだろ!」と、言い終えたぐらいに
一方通行の後続車から早くタクシーを動かせとの催促のクラクション。

「ちょっとぐらい待てるだろうに(・へ・)」と
クラクションをならされた事で
これまでの上機嫌が舞い散った男性、
そうこれは桜舞い散る東京赤坂の夜のお話。

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