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TAKU氏の事件簿

タクシー車内で繰り広げられるドタバタ劇

様々なしぐさで 2015.3.28

吾輩はタクシードライバーである 腰痛(職業病)はまだない

様々なしぐさでお客様は現れる

タクシーに顔を向け、すっと手を上げるお客様

横にスッとまっすぐ腕を伸ばすだけのお客様

こちらが乗車中であるのに気付かず何度も手を上げ、
何度も飛び跳ね全身全霊でアピールされるお客様

腕を少し斜め下に伸ばし、手のひらを下にし
コイッ、コイッと指先を動かすお客様

あのお客様…吾輩はタクシードライバーである
あなたのタマではない…(。-`ω-)

日も空け朝ラッシュが始まりだした新宿歌舞伎町

ネクタイは緩み、シャツがズボンから少し飛び出し、
眠そうな顔をしてその男性は手をあげた

「高井戸東まで…」
「あぁ、眠い…寝てもいいですか…?」

「住所をナビにいれましたので、着いたら声をおかけしますよ!」

やたら大きな音を立て、シートに倒れこむ男性
今思うとこれが孤独な戦いのゴングであった

ナビ頼りに朝ラッシュを走り抜け、やれやれとお客様に声をかける…

(゚Д゚)ノ お客様、お客さまぁ~~!!!!
……声をかけ続け…… もうはや10分…

何事かと通り過ぎざまに見ている老人、
自転車にお子さんをのせたお母さんのチラ見

お客様に直接触れ、揺する事が出来ないので、
ひたすら声をかけるがピクリともしないお客様

埒が明かず、ナビを使い高井戸警察署へ

門にいた警察官に声をかけ、助けを求めるが
そちらの都合なんで勝手にやってくれとの事…(´゚д゚`) エッ?

警察官の立ち合いでようやく体を揺すりながら何度も声をかける…
一緒に声すらもかけてくれない警察官の生温かい視線のもと…
おそらく今、高井戸で一番孤独を感じている吾輩 (p_-) ウゥ…

声をかけ体を揺すり続ける…時が刻々と過ぎてゆく…
うめき声をあげクルリと体をひねり、時に座ったかと思えば
すぐ横になり、目を開けたかと思うと半開き、
「寒い!」「やばい!」と口にしては時にくしゃみをするが
完全に目が覚めない…

そのうちもう一人警察官が来てくれる、その方はすごく協力的で一緒に
声掛けや体をゆすってくれ、そのかたわらようやく申し訳程度に
2,3回声をかけてくれた生温かな警察官…(・´з`・) オィオィ…

時間はもう朝8時をむかえようとしていた

警察官に声をかけられている事に気づき、
ようやく少し会話が出来るようになったお客様…
警察官と起きてる約束を交わしたお客様と目的地に再度向かうが
そうそうに破られる約束…( 一一) ソウダヨナ…

二度目の目的地、前以上に反応のないお客様 (-_-;) アサ ダヨ…
仕方なく110番連絡、事情を話すと
「先ほどのタクシードライバーさんですね?
すぐに警察官を向かわせます!」との事

何だよ?このタクシーと横をすり抜けていく自動車
不思議そうな顔をして横を歩いていくおばあちゃん…
高井戸での寒くて孤独な時間が過ぎていく… (´・ω・`) アァ カエリタイ…

しばらくして自転車でこちらに向かってくる
女性警察官がまるで天使のように感じ、
こちらです!と大きく手をあげ手を振る吾輩 (´▽`*) ホッ!

この女性警察官の協力のもと、すでに自宅前にいるのにかかわらず
自宅に行けと何度か、すったもんだを繰り返すお客様をようやく起こし
て最後に「迷惑をかけて…すいませんでした…(p_-)」の言葉をいただき
激混みの朝の環八を営業所に向けて帰庫する吾輩であった…