TAKU氏の事件簿

タクシー車内で繰り広げられるドタバタ劇

「ココマデ オネガ シマス…」 2015.11.8

■■■ タクシードライバー TAKU氏の ミニミニ事件簿 ■■■

場所はある六本木の一角

止まろうとした交差点の左側
二人の外国人女性が「ハーィ!」
大きく手を降る

「ココマデ オネガ シマス…」

手渡される一枚のカードに
日本語での住所

ナビが指し示す場所は
フランス大使館の近く

アクセルをゆっくりと踏み出し
路地を左に曲がる

一人が口を開く
「ソウデス、コノママ マッスグ、
信号を ススンデクダサイ」

言われたまま直線レーンに
交差点を中心を過ぎるか過ぎないあたり

突如当然とばかりに口が開く

「ヤッパリ ココ 右に 曲がて クダサイ!」

なにっ?(@_@) 一瞬焦る頭

「すいません。今からだと右に曲がる事は出来ません…」

「オォ〜…」( ´Д`)=3

オォ〜じゃないよ…危ない危ない (¯―¯٥)


目的地近く
ナビでは突き当たりを
左に曲がれとの指示

ウインカーのスイッチを入れる

曲がろうとした所

焦りながら開かれる口

「ミギ二 マガッテ クダ…」

言葉の途中をもう一人が遮る

「ヒダリデス。ヒダリニ イッテクダサイ!」

「オォ〜…」( ´Д`)=3

オォ〜とつぶやく女性

あの…お客様…(¯―¯٥)


一人がフランス大使館近くで降りる

残るは オォ〜の女性のみ

心の中は正直 おぉ〜…(ーー;)

次の場所へ向かわす車

道はまっすぐか途中で
右に曲がる所に差し掛かる

ナビを使っていなかったので
頼りは女性の指示のみ

ボ〜っとしていたらしく
慌ただしく口を開く女性

「ヒダリ…、…ミギ、ミギ二!
マガテ クダサイ」

左は壁…
急な指示
ぎりぎり間に合った右折

…ようやくたどり着いた目的地

も〜 おぉぉぉ〜 !!!
心臓に悪い指示を出すのは
お止めくださいませませお客様…

 

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