ドラマがいたるところで 22015.4.18
小さなドラマがいたるところで起こる大都会東京
■身構え 微動だにしない横断歩道のネコ
前方の信号が青になった途端、
猛ダッシュで横断歩道を渡りきるネコ
ムムム(。-`ω-) こやつ出来る?!
新宿歌舞伎町の酔っ払いよりも
信号というものを理解しておるではないか?
無事渡りきり 顔をふきふきしていた所、
後ろからやってきたおばちゃんにハッと驚き走り去っていったネコ
笹塚 水道道路 通勤ラッシュ前の朝のお話
▲「高井戸まで~!」 西新宿よりえらく陽気なおじいちゃん
口癖が「この体感感覚だと、今○○キロぐらいで走ってるだろう?」
幾度となく時速を当てようとするが、正解率三割弱…( 一一)
■深夜遅く246沿いでその二人は立っていた
男性の顔をじっと見つめていた女性
男性は近付いていくこちらに気づき手を上げた
ドアを開ける、が…なかなか動かない二人
乗るように促す男性 しぶしぶ乗り込んでくる女性
「世田谷駅まで…」そう言って外からドアを閉めようとする男性
「えっ…?」男性に寂しげな顔を向けながら一粒の涙を流す女性
何か無性に居心地が悪いものを感じながら
重い雰囲気の中、車を走らせる
車内に響く女性のすすり声
ドナドナの替え歌が悲しく頭を駆け巡る
ドナ・ドナ・ドナ・ドーナ 泣く娘を載せて
ドナ・ドナ・ドナ・ドーナ タクシーが揺れる
駅近くに着き、支払いに
いつもなら車内灯をつけるのだが、あえて暗いままにする…
せめて泣き顔を見ないようにと…(´-ω-`)
吾輩はタクシードライバーである。
ゴールデンウイークなどという休みなどない…(-_-メ)
