TAKU氏の事件簿

タクシー車内で繰り広げられるドタバタ劇

タクシー争奪戦 2015.10.31

満月は過ぎた大都会東京の闇夜。
 

お客様を探し求め、
タクシーどうしでの争奪戦が通常なのに対し
年に数日、
お客様どうしでのタクシーの争奪戦になる日がある。
 

その一つ、ハロウィン。

タクシーとしては売り上げは上がりやすくなるものの
なかなかタクシーが捕まらない焦りからか
マナーの悪いお客様が出てきやすい日。
 

そして都会には実に多様な魑魅魍魎であふれだす。
 

全身銀色で派手なメガネをかけた宇宙人。
 

渋谷の街を轟音響かせバイクで走り抜けるバットマン
 

自転車移動しているゴレンジャー。


マナーの悪い人を月に代わってお仕置きしてくれないセーラームーン
 

タクシーを探せ!とばかりにキョロキョロしているウォーリー。
 

白衣の天使のナースの口はぱっくりと裂け、
約1メートル四方のルービックキューブがトコトコ歩き、
マックの前でダウンを着た小柄なドナルドは雑談中、
ゆらゆらとビールジョッキが揺れている。
 

タクシーに乗ってきたるは
シェラザード姫づれの大きな体のキリスト様。
後部座席の会話は下ネタ&お金の話。
 

幼稚園児三人組と
一緒に記念写真を撮っているのはメイドさん
 

フラフラと道を横切るゾンビさん。
あのですね、本物のゾンビにならぬように歩道を通ろうね?!
 

都会の夜はお祭り騒ぎ。
マナーを守り楽しいハロウィンナイトをお過ごしくださいな♪ (*´▽`*)

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タクシー争奪戦 2015.10.31

満月は過ぎた大都会東京の闇夜。
 

お客様を探し求め、
タクシーどうしでの争奪戦が通常なのに対し
年に数日、
お客様どうしでのタクシーの争奪戦になる日がある。
 

その一つ、ハロウィン。

タクシーとしては売り上げは上がりやすくなるものの
なかなかタクシーが捕まらない焦りからか
マナーの悪いお客様が出てきやすい日。
 

そして都会には実に多様な魑魅魍魎であふれだす。
 

全身銀色で派手なメガネをかけた宇宙人。
 

渋谷の街を轟音響かせバイクで走り抜けるバットマン
 

自転車移動しているゴレンジャー。


マナーの悪い人を月に代わってお仕置きしてくれないセーラームーン
 

タクシーを探せ!とばかりにキョロキョロしているウォーリー。
 

白衣の天使のナースの口はぱっくりと裂け、
約1メートル四方のルービックキューブがトコトコ歩き、
マックの前でダウンを着た小柄なドナルドは雑談中、
ゆらゆらとビールジョッキが揺れている。
 

タクシーに乗ってきたるは
シェラザード姫づれの大きな体のキリスト様。
後部座席の会話は下ネタ&お金の話。
 

幼稚園児三人組と
一緒に記念写真を撮っているのはメイドさん
 

フラフラと道を横切るゾンビさん。
あのですね、本物のゾンビにならぬように歩道を通ろうね?!
 

都会の夜はお祭り騒ぎ。
マナーを守り楽しいハロウィンナイトをお過ごしくださいな♪ (*´▽`*)

画像に含まれている可能性があるもの:2人

い〜や! あなた…今、 2015.12.12

■■■ タクシードライバー TAKU氏の事件簿 ■■■


金色染まりし イチョウの葉
気まぐれ横風 舞い上がり

イチョウ吹雪に 心奪われし
深夜ドライブ
だが、隣に竹内結子はいない…


三軒茶屋にて お客様
「上野まで行ってくれ!」とと
すまし顔した スーツ着こなす若き顔


よっさ こらさと 上野に着きし
声をかけるが夢の中


「上野です」「着きましたよ」「お客様?」
返って来るのは、あぁ! うぁ? うぅ…


少し目が覚め、彼は言う
「カードばらい…で…」と彼は言う


「かしこまりました」とカード待つ

ただ タダ TADATADA…カード待つ


開かない目、
なのに上げ下げ
下げ上げ器用な手


カード出す、出したと思えば イン 財布
もう一度 出したと思えば すぐしまう
あら出すの?やっぱりあなたはすぐしまう


なんなんだろう…
この無性に…生産性のない時間は…
(;一_一) ネェ モウ カエロウヨ…


「カードはありそうですか?」
らちあかず あえて大声 声かける!


「…ん?あぁ……今、見てるか…ら…」
(*´﹃`*)

い〜や!
あなた…今、寝てるから…!!!
(ーー;) モウ オキテヨ!


いましばし、
吹きやまぬ 心の中の イチョウ吹雪

吹きすさぶ 枯れ葉のごとく
帰りを急ぎし タクシー眺める
窓の外

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真っ赤なお鼻の デイスイさんは〜♪ 2015.12.7

■■■ タクシードライバー TAKU氏の事件簿
『クリスマスソング編』 ■■■

吾輩はタクシードライバーである
聖なるイヴの夜に
サンタはプレゼント
そして酔っ払いを運ぶ吾輩に
休みはない!

ここで一曲お聞き下さい!

きっと〜 竹内結子は 来な〜い♪
酔っ払いとの クリスマスイヴ〜♪
ウォオォ〜♪
サイレントナイ〜ト♪
(酔っ払いを)放り投げたいな〜っと♪


…やましい タク野郎の
「クリスマスイヴ」でした。
切なさとやるせなさが歌詞に
表れていましたね。

次がラストソングになります。
それではお聞き下さい。


真っ赤なお鼻の デイスイさんは〜♪
タクシー運転手の 困り者〜♪

でもその年の クリスマスの日♪
タクシー運転手は 言いました〜♪

暗い夜道は 無茶ぶりの〜♪
お前の寝言が ネタになるのさ〜♪

着いても 寝ていた デイスイさんは〜♪
おまわりさんに起こされ〜♪
逆ギレしてました〜♪

トナカイさんが泣いてるのではなく
タクシードライバー泣かせの
デイスイさんだったのですね。
お酒は楽しく飲んで頂きたいですね。

それでは皆様、
クリスマス・イヴは
それぞれ楽しい夜をお過ごし下さいませ。


おしまい。シャン シャン シャ〜ン♪

自動代替テキストはありません。

過ぎ去る2015年。 2015.12.31

■■■ タクシドライバー TAKU氏の事件簿 ■■■
 

今年のネタは今年の内に!

吾輩はタクシドライバーである。
今年も様々なお客様との出会いがあったが、
いまだ竹内結子さんや
春子さんとの出会いはない…(。-`ω-) カンガエガ アマチャン ナノカ?
 

2015年もあとわずか
里帰りの人が多い東京
人影が段々と減ってくる年末
 
 
タクシー同士でのお客様争奪戦
あちらこちらへとグルグル走り回る

 
減っているとはいえ見かける人影
 

急に立ちごけする自転車のお兄さん
 

タクシーのブレーキランプが赤く光り、停車
勢いよく開くドア、膝から倒れうなだれる男性 
 

方向を変えようと小道に入った途端、手を上げたので
お乗せすると開口一番「恵比寿駅東口まで」
「お客様反対方向ですよ?」
「時間がないからこのまま行って、あとは任せる」
(;´Д`) イヤ マカセルッテ… イソグナラ ギャクホウコウニ ノラナイト…
 

走行中、隣にゆっくりゆっくり妙に寄ってくる一台の自家用車
「高速道路は乗るのはこのまままっすぐでいいの?」と
聞いてきたおじいさん
 

お客さんだ!と開けたドア
「○○までは、左に行けば大丈夫ですか?」と質問され
「そうですね」と答えると
そのまま去っていく若い女性
 

バスの物陰から急に手を上げながら出てくる女性
後ろに車が迫っていたので停まれず、
バックミラー越しのその姿がだんだんと小さくなっていく…
(+o+) キュウニ トマルト ジコニ ナルカモシレナイカラ オヤメテクダサイ
 

二組の親子連れが乗車
映画の話
お母さんの大きな声が車内に響く
「あれ何だっけ?衝撃の巨人?」
巻き起こる ハンドルを切りそこないそうな大爆笑!
笑撃の言い間違い!衝撃的なお母さん!
 
 

新大久保
信号待ちで最初すぐに気付けなかった、
チラッとチラッと手を振る女性
 

あぁお客様だったんだと、ドアオープン
 

アジア系の女性
矢継ぎ早で住所を告げる
 

いやいやいや…、少々お待ちくださいませ
このナビ自動音声ではございませぬ…。
 

「えと、新大久保のドンキまで…」
それなら、この先信号左折、そのまた信号左折でまっすぐだなと
青信号になったのでアクセル踏もうとすると
 

「やくみち…やくみちで、ないですか…?」
 

はて?「やくみち…ですか…( ・∀・)???」
よくよく聞けば逆道、反対方向だと言いたかったよう…
(。-`ω-) ナゼ サイショカラ ギャクホウコウデ ノラナカッタノ デショウカ…
 

ドンキ前、料金の支払いが終わると勝手にドアを開けて
タコラサッサと去っていく女性
日本では運転手がドア開閉しますよ!と
説明する間もなくその姿はもう見えない…。
 
 

過ぎ去る2015年。
過ぎ去っていった実に様々なお客様。
 
 
はてさて来年はどんな年になるのやら…
春子さん はたまた竹内結子さんには出会えるだろうか?(。-`ω-)
 

みなさんにとって来年がますます良い年でありますように♪
 

いいお正月元旦イブを…
いやいや大晦日をお過ごしください!

自動代替テキストはありません。

そして第一声 2014.1.28

朝の通勤ラッシュのイライラとトイレに行きたい衝動で心がせめぎあった夜勤明け

合図なし…
 第一声が
  なぜこない?

場所は高円寺、終電間際
 最終便で出て来るお客様を地下鉄出口付近でタクシーを待機

あと数分で左側から出て来るだろうと観察中、
ふと前方約200m先当たりに一人の女性らしき姿を発見

十字路交差点の信号の向こう側で
横断歩道の前に腕組みでその女性は立っていた

信号が青になれば横断歩道を渡って右側に行くのだろうと思い、
なによりタクシーを探しているような動作も見当たらず引き続き地下鉄出口で待機

数分過ぎる…

地下鉄からお客様がまだ出てこない中、フラッと前方の女性がこちらに向かって歩いてくる

乗りたそうな素振りを一切見えなかったけど、お客様かな?とタクシーを近づける

近づく中、やはり手をあげないが念のため車をその女性のそばで停めてドアを開けると乗り込んできた…

そして第一声「なぜ来ないの?」
内心、ハァ (゚Д゚≡゚Д゚)?
「私が立っていたのになぜ来なかったの?」

内心、えぇ、たしかに距離がある所に立っていましたがただ立っていただけで、
しかも乗り込むまでもノーリアクションでしたよね?
とは、口が裂けても言えず…

エスパーじゃないんだから、あの紛らわしい状況で
ノーリアクションで立ってるとわかりにくいんだ~とも言えず…

黒のタクシーじゃない…赤の他人にもわかるような素振りを少しでも取ってくれれば
良かったのにな…とどこか理不尽さを感じる高円寺の終電間近のやり取り

涙目で迎えた誕生日の朝 2014.2.4

誕生日の朝にそのお客様に出会った…

 「…ぃんだよう?」
  なんどもつぶやき
   暴れだす
  八方塞がりの
   誕生日の朝

始めは紳士的な男性だった

朝方の新宿歌舞伎町の近くで男女のお客様を乗せた
女性をまず中野で降ろし、築地へと車を走らせる

二人でいた時の会話は、演劇の話をしているようで
男性の口調は柔らかで知的な印象だった

途中から男性一人になり、築地へ向かう途中お疲れからか
寝息を立てて眠り始める

十数分の運転を経て、左折をするともう到着する所まで着いた

最後にどこに止めるのか確認の為にお客様に声をかける

「お客さま、もう着きますよ」
 「おう…」眠気を感じながらも返答してくれるお客様、…がすぐにまた眠りの世界へ アリャリャ…(´ω`)

一時停止し、お客様にもう一度声をかける
「お客様、目的地の近くまで来ました。どちらでお止めしますか?」

うつむき加減のお客様がつぶやく
 「…ぃんだよう?」

???が頭をよぎる 「…ぃんだよう?」
 「着きましたよ?お客様!」 「…ぃんだよう?」
 「お客様?」 「…ぃんだよう?」

低い声でつぶやき気味のめちゃくちゃ滑舌の悪い言葉が容赦なく返ってくる

  しかたなくオウム返しする俺「…ぃんだようとは?」
 「…ぃんだよう?、…ぃんだようは…ぃんだようだー!」

…相変わらず滑舌悪いし、さっぱり意味が分からない…(>_<)
 
 「お客様…」 八方塞がりでもう一度声をかける
   「…ぃんだようぉぉぉ?」 声がでかくなっただけで滑舌はいまだ悪く意味が分からない…(>_<)

 「…ぃんだよう?とは」 なすすべなく…聞き返す
   「5人か、6人か?」 突如返答が変わるが…
 内心、ハッ?(ーー;) 5人?、6人…? 今はあなた一人ですが…

 質問に答えられなかった事に腹だったのか、助手席の後ろに思いっきりケリを入れるお客様

 「…ぃんだようぉぉぉ?」 ご立腹なのは分かったが、滑舌悪い謎の言葉の意味が分からない…分からない…分からない…

 「大丈夫かぁ?てめぇぇえ!」 やっと意味のわかる言葉を言ってくれたのはよかったものの、いやいやいや…それはこっちのセリフですがと口には出せず…

 怒りに任せて助手席の後ろにケリを何度も入れるお客様

 あの紳士はどこにいったんだぁ~。゚(゚´Д`゚)゚。

ふと、「一人か二人かぁ?」と質問してきたお客様
 
 「今はお客様はお一人で、料金が○○円になりますが…」と答える

 すると、プリプリしながらも財布からお札を投げつけてくるお客様

 そして滑舌悪いその口から、またなにやら捨て台詞を吐いて去っていくお客様

訳わからない言葉と、涙目で迎えた誕生日の朝。゚(゚´Д`゚)゚。