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TAKU氏の事件簿

タクシー車内で繰り広げられるドタバタ劇

この妄想が事実なのか 2015.9.16

吾輩はタクシードライバーである。
秋の予感を感じる今日この頃だが、
恋の予感を感じる事はまだない (´・ω・)

あれは連日のシトシト雨が降り続く前だったろうか…。

場所は中野駅近く。男性が「三宿まで」と乗り込んで来た。

かしこまりました!の返答後に、付け加えらえた男性の言葉。

「かみのいけ駅を経由して!」

復唱しようするが言葉が思わず詰まる… 

(-_-;) か・み・の・い・け??? (´゚д゚`) どこだぁーそこぉ?

茨木?いやそこは神之池と書いて、「ごうのいけ」だし…
上野毛(かみのげ)か、いやそれでは経由地にしては遠回りだ…

言葉に詰まり沈黙してしまった吾輩に、
不快を感じたのか切れ気味に声を掛けてくるお客さま。

「かみのいけ駅だよ、京王線であるだろうがぁ?!( `ー´)ノ」

そんなのありましたっけ?と
言いづらいオーラが後ろから酒のにおいと一緒に漂ってくる…。

仕方ないので信号待ちで停車したら、大至急調べる事を決め、
「かみのいけ駅経由の三宿までですね」と声を掛ける。

それが功を奏したのか「そうだよぉ」と落ち着いた様子。

さて早く信号待ちになれとドギマギしてると、
こんどは後ろでなにやらガサゴザしている様子。

はて何だろうと思っていると、
「いけのうえ(池ノ上)駅だったぁ、京王井の頭線の!」
どうやら携帯か何かで駅名を確認していたよう。

「あぁ、池ノ上駅でしたか!」 (´Д⊂ヽ ナマエガ ゼンゼンチガウヤンケ~

「おっ?池ノ上駅知ってる?! お兄さん世田谷詳しいの?」

「特に詳しい訳ではありませんが、
その駅へ何度か行った事がありますので」

おもむろに次の言葉を切り出すお客様。

「運転手さん、別に脅すわけじゃないのだけどさ
俺ってさ、結構運転手に怒る事があってさぁ、
いやねぇ、よくここ中野から三宿まで
タクシー使って帰るんだけど
池ノ上駅を経由してって言っても
わかんない運転手さんが結構いてね~
あれ、なんだっけ?
この中野通りまっすぐ行くとあるあの大きな交差点、
甲州街道だっけ青梅街道だっけ大きな道路と交差してるとこ」

「井の頭通りと交差してる、大山の交差点ですね」

「そうそう、そこを入って少し先を左に入って」

「茶沢通りのことですね」

「その辺りでさ、運転手によっちゃ山手通りに勝手に行こうと
してるのもいるんでさ、たまに怒っちゃうんだよね~」

・・・・・

その後、無事に池ノ上駅を経由して
三宿辺りのご自宅前までお送りでき、
ご機嫌で去っていくお客様。

去っていくお客様の背中が見えなくなって吾輩はふと思う。

なぜ、そうなぜ?(。-`ω-)
ご自宅に帰るために何度も通ってだろう道の説明があんなに雑なのだ?

勝手な想像をしてしまう…このお客様、
何度となくありもしない駅名で運転手を
混乱させているのではないだろうか?
そして混乱してしまった運転手に
怒鳴りつけているのではないだろうか?…と。

この妄想が事実なのかどうか知る由もなく、
次のネタ…いや イヤ IYA…!
お客様を求めてハンドルを回す吾輩であった。( 一一) オシマイ

※写真は、今では引退され幻になった ジャズタクシーさんです。

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